5Gとは
第5世代を意味します。generation(世代)のGの頭文字です。
これまでの「G」の歴史は
1G
音声通話ができるようになりました。
1979年 自動車電話
1985年 ショルダーフォン
1987年 携帯電話
しかし、音声はアナログ方式で通信していたため、盗聴されやすかったため、セキュリティに弱かった。
2G
メールやウェブができるようになりました。
1993年 移動通信システムがデジタル化され、携帯電話によるデータ通信が活発になると
1999年 ドコモが「 iモード」のサービスを開始しました。
インターネットやメールがパソコンだけでなく携帯電話でもできるようになり、私たちの生活に浸透した画期的なサービスでした。
一方、2G規格は各国で互換性がありませんでした。
3G
プラットフォーム(Windows、Apple、アマゾン、楽天など)とサービスが充実しました。
2001年に登場した3Gは、ITU(国際電機連合)によって定められた「IMF-2000」標準に準拠することで、海外のデバイスが日本でも普及するようになりました。
2008年に「iPhone3G」の登場で人気が爆発的に広がりました。
4G
2012年に登場した4Gは、通信速度がパワーアップして、現在多くのスマートフォンに導入されています。
スマートフォンやSNSの普及、視覚に訴えるマーケティングおよびオンラインチャネルの増加によって動画が一層身近なものになりました。
昨今、映像をはじめとした大容量コンテンツはエンターテインメントに留まらず、仮想現実(VR)などとも相まって、様々な現場業務でも活用され始めています。
5Gでどうなるか
動画がサクサクと高画質で見れる
4Gの20倍の通信速度を持つので、YouTubeなどの動画配信サービスをよりスムーズに高画質で見ることができます。また4Kや8Kも快適に見ることができます。
Instagramのライブ配信やZoomでのビデオ会議などもより快適で作業の効率も高まります。
IoT化が進む
「多接続」があらゆるモノをインターネットにつなげるIoTやAI、ロボット技術などの基盤となり、さらなる技術発展が期待されます。
医療分野やクルマの自動運転への活用
遠隔手術や遠隔医療の可能性がかなり広がります。
安全な自動運転も可能にします。現在実現している緊急ブレーキシステムやハンドル操作サポートなどにとどまらず、将来的には運転を全てシステム制御した「完全自動運転車」が実現されると言われています。
まとめ
5Gの通信エリアはまだまだこれからで、4Gでの利用が中心となります。
通信速度も当面4Gの2~3倍速い程度にとどまり、今後数年かけて5Gに対応した基地局を全国に増やし、普及を促していくようです。
そのため、5Gエリアが十分に広がってから5Gスマホに乗り換えるのがベストで、そのころには端末価格や料金プランも今より下がっていると思われるので、焦って今買う必要はありません。